オフィシャルブログ

月別アーカイブ: 2025年10月

第20回就労支援雑学講座

皆さんこんにちは!
一般社団法人まつり、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

 

~“誰も取り残さない採用”~

 

 

人手不足の時代、多様な人が“戦力化”できる設計こそ競争力。
就労支援×企業連携の現場で効いた仕組み・求人設計・定着支援のベストプラクティスをまとめました。

1|求人票を“仕事のレシピ”に変える

  • 成果物:何を、どの頻度で、どの精度で?(例:請求データ100件/日・誤差0.5%以内)

  • 環境条件:音/温度/照明/人の密度・服装・座位/立位。

  • コミュニケーション手段:口頭/チャット/タスク管理ツール。

  • 配慮項目:休憩の取り方・指示の出し方・変更時の合図。
    → “抽象求人”はミスマッチの温床。料理レシピ級に具体化

2|選考は“テストより体験”

  • 15〜60分の職務試行(データ入力/検品/メール文校正等)。

  • 面接は質問より観察。指示理解→作業→フィードバック→再実行のループを見る。

  • フィードバックはIメッセージで具体(Good:○○が正確/Try:△△はこの順で)。
    → “面接が得意=仕事が得意”ではない。実務観察がカギ。

3|オンボーディングの“最初の10日”

  • Day1:案内・端末・ツールログイン・休憩と避難確認。

  • Day2-3:影つき(ペア作業)。1タスク1手順書

  • Day4-7:半自律(午前:指示→午後:報告)。

  • Day8-10:自律テスト(チャット指示のみで実施)。
    → 毎日5分の**“振り返りミーティング”**で不安を積ませない。

4|現場が使える“配慮メニュー”

  • :ノイキャン・静かな席・耳栓OK。

  • 視覚:モニタ高さ調整・眩しさ対策・ダークモード。

  • 時間:短時間×週4/5、中抜けの許容。

  • 指示:文章+箇条書き+例、優先度タグ(A/B/C)。

  • 評価:量×質×再現性の3軸で。
    → 配慮は“特別扱い”ではなく生産性設計。誰にでも効きます

5|定着支援=“早期の小さな合意”

  • KPTを週1で共有(本人・上長・支援者)。

  • モード切替:体調悪化の早期合図(例:Slackで「△」を送る→業務変更)。

  • 困りごと窓口:1本化して迷子をなくす。

  • メンター制度:同部署以外の傾聴役を1名配置。

6|テレワーク×合理的配慮の実装

  • 朝会は文字起こしON、録画を共有。

  • タスクはカンバンで見える化。

  • 雑談は**“任意”チャンネル**で圧を下げる。

  • オンライン疲れは50分→10分休憩をチーム標準に。

7|“職務再設計”で価値を最大化

  • 業務を分解→再構成。集中が必要な核業務と、定型の周辺業務を役割別にアサイン

  • 例:エンジニアチームでテスト作成・データ整備を就労枠に。品質と速度が同時UP

8|数字でまわす:KPIダッシュボード

  • 応募→体験→内定→定着6ヶ月の転換率

  • 離職理由トップ3(環境/業務/人間関係)

  • 合理的配慮の実施率満足度

  • 生産性指標(単価/時間・不良率)
    → 感覚ではなく数字で学習。改善が継続します。

9|ミニケース:EC運営で“戦力化”

課題:在庫登録の遅延・誤入力。
施策:作業分解→テンプレ登録+画像処理の定型化、ノイズ席から移動、チェックはダブルビュー
結果:処理件数2.1倍、エラー1/4。スタッフの**自己効力感↑**で定着。

10|企業×支援機関×本人の“3者WIN”モデル

  • 企業:生産性UP・採用コストDOWN・ESG評価↑

  • 支援機関:就職率・定着率の質的向上

  • 本人:強みの言語化・無理のない拡張・収入安定
    → 小さな成功を公開・共有して、地域のロールモデルに。

11|よくある疑問Q&A

Q:配慮ってどこまで?差別にならない?
A:**“仕事の成果を出すための環境調整”**が前提。全員にメリットがある設計を。
Q:同僚への説明は?
A:本人の意思を尊重し、必要最小限の情報+“こう接すると助かる”行動にフォーカス。
Q:評価は甘くなる?
A:成果・再現性・学習の速さを基準化。均等ではなく公平に。

12|まとめ

多様なはたらき方は、余情ではなく戦略
就労支援は、本人の“自分仕様”と、企業の“仕事の再設計”をつなぐです。
次の採用・次の一歩で、誰かの才能が動き出します。いっしょに、取りこぼしゼロの職場をつくりましょう

 

 

 

 


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第19回就労支援雑学講座

皆さんこんにちは!
一般社団法人まつり、更新担当の中西です。

 

 

さて今回は

~“自分仕様”~

 

「自分に合う仕事がわからない」「体調が波打つ」「応募が怖い」。
それでも、はたらくことをあきらめないために——。就労支援は、仕事探しだけじゃなく、自分のペースづくりを一緒に設計する伴走です。

1|就労支援ってなに?3行でわかる

  • 準備:自己理解・生活リズム・スキルの棚卸し。

  • 実践:職場体験・実習・求人開拓・面接練習。

  • 定着:配慮事項の言語化、短時間勤務からの拡張、職場側の学び直し。
    → ゴールは**「合う環境×続く働き方」**を見つけることです

2|最初の一歩:自己理解は“メーター化”から

  • 体力メーター:午前/午後/夕の調子を10段階でメモ。

  • 刺激メーター:音・光・におい・人の会話量への耐性をチェック

  • 集中メーター:25分/50分ブロックでどこまで集中できる?

  • 回復メニュー:歩く・伸ばす・水を飲む・深呼吸など“3分で戻せる”行動をリスト化
    → メーターは支援計画求職条件の核。数値で語れると、配慮提案が通りやすいです。

3|“得意の原石”の見つけ方

  • 反復が苦にならない/細かいズレが気になる→検品・データ整備

  • 人の困りごとを先読みするのが得意→受付・カスタマーサポート

  • 一人でコツコツ→バックオフィス・ルーティン

  • 感覚の引き出しが多い→デザイン補助・写真編集

  • 文章で考えを整える→ライティング・マニュアル作成

“好き”より**“続けられる”**がスタート地点。小さい成功を積むのが近道です

4|スキル学び直し:3×3の設計

  • 3領域:①PC(タイピング・Excel/スプレッドシート)②コミュニケーション(報連相・チャット運用)③セルフケア(睡眠・食事・薬)

  • 3週間:週3回×3週間で基礎→応用→模擬業務

  • 評価:速度より正確性、成果物より再現性を可視化。
    → 例:Excelは表作成→関数(SUM/COUNTIF)→在庫管理の模擬まで。

5|職場体験の“勝ち筋”

  • 事前に配慮カードを用意(音・休憩・指示の受け方・得意/不得意)。

  • 到着→準備→作業→振り返りをルーチン化(5分ノート)。

  • 体験終了後は上司と支援者と三者で“事実だけ”振り返る。感想より行動/時間/結果で。

6|働き始めの“つまづき”あるある&対処

  • 朝の波:10:00始業×短時間から。プレコアタイム(15分早出して脳の準備)も有効

  • 指示の抜け:口頭→チャット/メモに変換。1タスク1メッセでログ化

  • 雑音ノイキャン・耳栓・パーテーション、会議は録画/議事録を後追い。

  • エネルギー切れ11時・15時の補食(ナッツ・ゼリー)。低血糖は集中の大敵

7|支援機関の“上手な使い方”

  • 就労移行/継続支援、ハローワーク、人材紹介、自治体の相談窓口など。

  • 担当者に“メーターの変化”を毎週共有。計画は“固定”ではなくチューニング

  • 公共・民間の資格講座(PC・簿記・Web)と模擬就労をセットで活用。

8|企業との“合意形成”は小さく具体的に

  • 作業範囲:どこまでが自分、どこからが他者?

  • 意思疎通:チャットでの反応速度・スタンプ運用・即レス不可時の合図

  • 休憩:時間・場所・取り方(“座位→立位→歩く”の3段階)。

  • 評価:週次の**KPT(Keep/Problem/Try)**で着地をそろえる。

9|リモート×オフィスのハイブリッド

  • 在宅:集中作業・クリエイティブ

  • 出社:オンボーディング・関係構築・会議

  • 週2回の**“見える日”**を作ると信頼残高が貯まりやすい

10|ミニケース:週20時間から正社員へ

背景:体調の波でフルタイムは難しい20代
施策:10-15時勤務・タスクは30分ブロックで切る・週1在宅。配慮カードを導入。
結果:4ヶ月で遅刻ゼロ、精度99.5%。半年後、時短正社員に。
→ “働く=8時間”という固定観念を外したら、扉が開きました

11|まとめ

就労支援は、あなたの取扱説明書を一緒につくるプロセス。
数字で自分を知り、小さな成功を積み、周囲と合意を重ねる。
“自分仕様の働き方”は、きっと見つかります。焦らず、でも一歩ずつ

 

 

 

 


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