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皆さんこんにちは!
一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
「自分に合う仕事がわからない」「体調が波打つ」「応募が怖い」。
それでも、はたらくことをあきらめないために——。就労支援は、仕事探しだけじゃなく、自分のペースづくりを一緒に設計する伴走です。
準備:自己理解・生活リズム・スキルの棚卸し。
実践:職場体験・実習・求人開拓・面接練習。
定着:配慮事項の言語化、短時間勤務からの拡張、職場側の学び直し。
→ ゴールは**「合う環境×続く働き方」**を見つけることです
体力メーター:午前/午後/夕の調子を10段階でメモ。
刺激メーター:音・光・におい・人の会話量への耐性をチェック
集中メーター:25分/50分ブロックでどこまで集中できる?
回復メニュー:歩く・伸ばす・水を飲む・深呼吸など“3分で戻せる”行動をリスト化
→ メーターは支援計画と求職条件の核。数値で語れると、配慮提案が通りやすいです。
反復が苦にならない/細かいズレが気になる→検品・データ整備
人の困りごとを先読みするのが得意→受付・カスタマーサポート
一人でコツコツ→バックオフィス・ルーティン
感覚の引き出しが多い→デザイン補助・写真編集
文章で考えを整える→ライティング・マニュアル作成
“好き”より**“続けられる”**がスタート地点。小さい成功を積むのが近道です
3領域:①PC(タイピング・Excel/スプレッドシート)②コミュニケーション(報連相・チャット運用)③セルフケア(睡眠・食事・薬)
3週間:週3回×3週間で基礎→応用→模擬業務。
評価:速度より正確性、成果物より再現性を可視化。
→ 例:Excelは表作成→関数(SUM/COUNTIF)→在庫管理の模擬まで。
事前に配慮カードを用意(音・休憩・指示の受け方・得意/不得意)。
到着→準備→作業→振り返りをルーチン化(5分ノート)。
体験終了後は上司と支援者と三者で“事実だけ”振り返る。感想より行動/時間/結果で。
朝の波:10:00始業×短時間から。プレコアタイム(15分早出して脳の準備)も有効
指示の抜け:口頭→チャット/メモに変換。1タスク1メッセでログ化
雑音:ノイキャン・耳栓・パーテーション、会議は録画/議事録を後追い。
エネルギー切れ:11時・15時の補食(ナッツ・ゼリー)。低血糖は集中の大敵
就労移行/継続支援、ハローワーク、人材紹介、自治体の相談窓口など。
担当者に“メーターの変化”を毎週共有。計画は“固定”ではなくチューニング。
公共・民間の資格講座(PC・簿記・Web)と模擬就労をセットで活用。
作業範囲:どこまでが自分、どこからが他者?
意思疎通:チャットでの反応速度・スタンプ運用・即レス不可時の合図
休憩:時間・場所・取り方(“座位→立位→歩く”の3段階)。
評価:週次の**KPT(Keep/Problem/Try)**で着地をそろえる。
在宅:集中作業・クリエイティブ
出社:オンボーディング・関係構築・会議
週2回の**“見える日”**を作ると信頼残高が貯まりやすい
背景:体調の波でフルタイムは難しい20代
施策:10-15時勤務・タスクは30分ブロックで切る・週1在宅。配慮カードを導入。
結果:4ヶ月で遅刻ゼロ、精度99.5%。半年後、時短正社員に。
→ “働く=8時間”という固定観念を外したら、扉が開きました
就労支援は、あなたの取扱説明書を一緒につくるプロセス。
数字で自分を知り、小さな成功を積み、周囲と合意を重ねる。
“自分仕様の働き方”は、きっと見つかります。焦らず、でも一歩ずつ
一般社団法人まつりでは、ステップアップ相談会を随時開催中!
「次の一歩を踏み出したい」という方はぜひご参加ください。
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皆さまのご参加をお待ちしております!
皆さんこんにちは!
一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
就労支援事業は、障害や病気、家庭の事情などにより一般的な就職が難しい方に対して、「働く機会」や「訓練」「継続的な支援」 を提供する仕組みです。
代表的な事業には、
就労移行支援(企業就職を目指す訓練)
就労継続支援A型(雇用契約を結んで働く場)
就労継続支援B型(作業や訓練を通して就労体験を積む場)
があります。
社会参加の第一歩として重要な役割を果たすこの事業は、近年ますます注目度が高まっています。
就労支援事業のニーズは多様化しており、以下のような要素が挙げられます。
障害者雇用の拡大
法定雇用率の引き上げに伴い、企業は就労支援事業所との連携を強めています。
多様な働き方への対応
在宅ワークや短時間勤務など、柔軟な働き方を支える仕組みが求められています。
地域共生社会の推進
地域活動やボランティアを通じ、就労と生活支援を一体化させる動きが拡大。
利用者本人のニーズ
「社会とつながりたい」「収入を得たい」「自分にできることを見つけたい」という想いに応える場が必要。
家族や社会の支援期待
家族の負担軽減や地域社会での役割創出としても注目されています。
現場で働くスタッフや関係者が感じるやりがいは非常に大きいものです。
利用者の成長を間近で見られる喜び
挨拶ができるようになった、作業スキルが上がった、就職が決まった――その一歩一歩が感動に。
「ありがとう」の言葉が直接届く
支援を通じて感謝の声を受け取る瞬間は、この仕事ならではの大きな励み。
社会参加を実現できる誇り
利用者が働くことで社会に役割を持ち、地域に貢献する姿を見ることは大きなやりがい。
多職種連携の面白さ
医療、福祉、企業など幅広い人々と協力し合うことで、新しい価値を生み出せる。
自分自身の成長
支援を通じて「人を見る力」や「傾聴力」「柔軟性」が磨かれ、自己成長にもつながる。
例えば、長い間働くことに不安を抱えていた利用者が、就労支援事業を通じて自信を取り戻し、企業での雇用につながったとき。
あるいは、B型事業所での作業を通して「ここが自分の居場所だ」と感じてもらえたとき。
その瞬間に、社会のニーズと支援者のやりがいが一致し、事業の価値が強く実感されます。
就労支援事業は、今後さらに発展していくことが予想されます。
ICTの活用:在宅支援やリモート就労の推進
成果重視型の支援:就職率や定着率に基づく支援評価
地域連携の強化:自治体・企業・NPOとの協働による新しい就労モデル
個別支援の深化:一人ひとりに合わせた柔軟なプログラム設計
就労支援事業は、
利用者にとって 社会とつながり自立するための大切な場
企業にとって 多様な人材と出会い社会的責任を果たすためのパートナー
支援者にとって 人の成長に寄り添えるやりがいある仕事
であり、社会全体にとって必要不可欠な仕組みです。
これからも就労支援事業は、利用者一人ひとりの可能性を広げ、地域や社会を豊かにする役割を担い続けるでしょう
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
就労支援事業とは、障害や病気、さまざまな事情で一般就労が難しい方に対して、働く機会や訓練、サポートを提供する制度です。
就労移行支援:一般企業での就職を目指すトレーニング
就労継続支援A型・B型:雇用契約を結んで働く形や、作業訓練を中心とする形
生活訓練・自立支援:働く以前に生活のリズムやスキルを身につけるサポート
これらの事業は「障害者総合支援法」に基づいて運営されており、時代に応じて法改正が行われてきました。
それまでバラバラだった福祉制度を一本化
就労支援事業が法律に明確に位置づけられる
対象が「障害者」から「難病患者」にも拡大
就労支援事業所における人員配置・運営基準が整備
「生産活動収入」や「利用者の工賃向上」を重視
就労定着支援が新たに創設され、企業就職後のアフターフォローが制度化
A型事業所における「雇用契約の適正化」
B型事業所での「工賃向上計画」の義務化
ICT活用による事務の効率化や在宅就労の導入検討
2024年には「報酬改定」で、就労定着率や工賃水準に応じた評価が強化
透明性の向上
法改正により、事業所運営の基準が明確化され、不適切な運営を防止できる。
利用者本位のサービス強化
単なる作業提供から、就職・定着を見据えた支援へシフト。
事業所の経営課題
報酬改定によって「工賃向上」「就労実績」が重視されるため、事業所には成果を出す工夫が求められる。
人材育成の必要性
専門性を持ったスタッフが求められるようになり、研修・教育制度が拡充。
これからの法改正の方向性としては、以下が予想されます。
デジタル活用:テレワークや在宅就労支援の制度化
多様な働き方への対応:副業や短時間労働など柔軟な支援
地域共生社会の推進:企業・自治体・地域が連携した就労支援モデル
成果報酬型制度の強化:支援の「量」より「質」と「成果」を重視
就労支援事業における法改正は、単なる制度の見直しではなく、利用者の自立支援と社会参加を推進する大きな仕組み です。
そのたびに現場には新しい課題が生まれますが、同時に利用者の選択肢や可能性も広がっています。
オーダーメイドのように一人ひとりに合った支援が求められる現代。
法改正を追い風として、就労支援事業は今後ますます社会に不可欠な役割を担っていくでしょう
一般社団法人まつりでは、ステップアップ相談会を随時開催中!
「次の一歩を踏み出したい」という方はぜひご参加ください。
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
~“選ばれる事業所”~
人材不足・多様化・企業ニーズの変化——就労支援の現場は進化が求められています。本記事では管理者・リーダー向けに、利用者満足×企業満足×スタッフ満足を同時に高める運営の型を共有します。
皆さんこんにちは!
一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
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~強み発見から職場定着~
「働きたい。でも何から始めればいい?」——その一歩を伴走するのが就労支援です。ここでは、初めて利用する方やご家族向けに、相談~就職~定着までの流れと、現場で役立つコツをわかりやすくまとめました。
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
私たちが当たり前に思っている「働くこと」。しかし、病気や障がい、長期の離職、貧困や家庭環境など、さまざまな事情から「働きたくても働けない」人が少なからず存在します。就労支援は、そうした人々がもう一度、社会とつながり、自己実現するための橋渡しとなる、大切な社会的インフラです。
就労支援の最も本質的な役割の一つは、孤立している人を社会に再びつなぐことです。
ひきこもりや長期無業の若者
障がいがあることで人との接点を持ちにくい人
貧困や家庭崩壊によって社会関係が断たれた人
これらの人々に対し、就労支援は「仕事」を通じて人とのつながりを取り戻すきっかけを提供します。支援員や仲間との関係、職場でのやり取りを通じて、再び“自分が社会に必要とされている”と感じられるようになるのです。
生活保護や障害年金など、社会保障制度は生活を守る上で不可欠ですが、それだけでは人は「社会に参加している」という実感を持ちにくい場合もあります。
就労支援は、そうした福祉的支援を受けている人に対し、
無理のない範囲での仕事提供(福祉的就労)
スモールステップでの社会復帰支援
働くことを通じた生活リズムの回復
働きながら制度利用を継続できる仕組みの案内
などを行い、“支えられる側”から“役割を担う側”への転換を支援します。
これは、「福祉に頼るな」ということではなく、福祉を“自立への手段”として活かすサポートなのです。
就労支援の場には、実にさまざまな人々が関わっています。障がいの有無、年齢、国籍、性自認、価値観――違いがあるからこそ、就労支援の現場は「多様性と共生の縮図」といえます。
支援者と利用者の信頼関係の構築
同じ境遇をもつ仲間同士のピアサポート
企業や地域社会と連携したインクルーシブな働き方の創出
就労支援は、一人ひとりが「違っていていい」「自分らしく生きていい」と思える空間を生み出し、社会全体の共生力を育む役割を担っています。
日本では少子高齢化が進み、労働人口が急速に減少しています。その中で、就労支援によって「就業困難者」とされていた人が労働市場に参加できれば、企業や地域にとって新たな人材確保の道となります。
企業が障がい者雇用に取り組む際のマッチング支援
高齢者やシングルマザーなどの柔軟な働き方へのマッチング
就労移行支援などを経た人材の戦力化
こうした事例はすでに増えており、就労支援は単なる福祉ではなく、“経済活動の一部”としての役割も果たすようになっています。
就労は単なる収入の手段ではなく、人が社会の一員として自尊心をもって生きるための基本的な活動です。
誰かの役に立てる喜び
社会との接点
自己肯定感の回復
生活のリズムや意味づけ
こうした価値を届けるのが、就労支援の根幹にある“人間の尊厳を支える役割”です。
「すべての人が、それぞれの能力に応じて、働き、社会に関わることができる」――就労支援は、この権利を守る社会の仕組みそのものなのです。
就労支援は単なる「就職のお手伝い」ではありません。それは、孤立していた人と社会をつなぎ、個人と地域をつなぎ、支援と企業をつなぎ、多様な人々を理解と共感でつなぐ、社会的ネットワークのハブです。
支援を必要とする人が尊厳を取り戻し、誰もが“はたらく”ことで自らの人生を歩める社会。それこそが、就労支援が目指すべき未来であり、そのために私たちが大切にすべき「社会的役割」なのです。
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
「働きたいけど働けない」そう感じている人々がいます。高齢者、障がいのある方、引きこもりの経験者、生活困窮者、精神的な不調を抱える人、長期離職者…。これまで就労が難しかった人々に向けて、支援の現場は今、大きく多様化し、変化しています。
かつては「仕事を紹介するだけ」だった就労支援も、今では「社会復帰のプロセス全体を支える包括的支援」へと進化しています。就労支援の多様化が進んでいる背景や、支援のかたち・役割の広がりについて深く掘り下げてご紹介します。
以前は、障がい者や高齢者への支援が中心でしたが、今では以下のように多様な背景を持つ人々が対象になっています。
身体・知的・精神障がいのある方
発達障がいや学習障がいのある方
ひきこもりや不登校経験者
生活困窮者やホームレス状態の方
シングルマザー・DV被害者・LGBTQ+の方
高齢者・外国人・難民・刑余者 など
それぞれの背景に応じたきめ細やかな支援が求められるようになり、「一律支援」ではなく「個別化支援」の重要性が高まっています。
かつての就労支援は「職業紹介」や「職業訓練」が主でしたが、今では生活面・心理面・社会的スキルまで含めたトータルサポートが主流になっています。
支援内容 | 具体例 |
---|---|
就労前支援 | 自己理解支援、生活習慣改善、SST(ソーシャルスキルトレーニング) |
職業訓練 | パソコン操作、軽作業訓練、職場実習、資格取得支援 |
マッチング支援 | 求職活動の同行、企業との調整、面接練習 |
定着支援 | 働き始めた後のフォローアップ、職場訪問、家族との連携 |
自己肯定感の回復 | カウンセリング、ピアサポート、レクリエーション活動 |
つまり、「働くこと」だけでなく、「働ける状態になること」「働き続けられる環境づくり」まで含めて、支援のフィールドが多様化しているのです。
以前は行政やハローワーク中心の支援でしたが、現在は官民連携や地域密着型の支援機関が増え、支援の提供主体も多様になっています。
就労継続支援事業所(A型・B型)
地域若者サポートステーション
引きこもり地域支援センター
障がい者就業・生活支援センター
自立相談支援機関(生活困窮者向け)
民間の就労移行支援サービス、NPO法人、ソーシャルベンチャー など
地域ごとに特色ある支援ネットワークが構築されることで、利用者が“自分に合った支援”を選択できる環境が整いつつあるのです。
社会全体での「働き方の多様化」に合わせ、就労支援も柔軟性を増しています。
在宅ワークやテレワークに特化した支援(ITスキル訓練など)
週数日・短時間勤務に対応した支援
起業・フリーランス志向者への相談対応
農業・芸術・福祉的就労などの「多様な働き方」を選べる場の提供
このように、“企業に就職することだけが正解ではない”という価値観の変化に対応した、多彩な進路支援が広がっています。
コロナ禍を契機に、ICTを活用した就労支援も急速に発展しました。
オンライン面談・カウンセリング
就活セミナーや職業訓練のオンライン化
支援計画・進捗のデジタル管理
遠隔作業を通じたトライアル雇用(クラウドソーシングなど)
こうした取り組みは、移動に不安がある人や地方在住者などの“物理的バリア”を低減し、支援のチャンスを広げるものとなっています。
就労支援の多様化は、単なる制度やサービスの拡大ではありません。それは、一人ひとりの「働きたい」という想いを尊重し、多様な人生に応じた“生き方としての仕事”を支える社会のあり方そのものの変化です。
私たちが目指すべきは、「全員が正社員になる社会」ではなく、それぞれの可能性とペースに応じて、誰もが社会とつながれる“働き方の多様性を支える社会”です。
そして、その土台となるのが、柔軟で多様な就労支援なのです。
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
~喜び~
就労支援の現場には、毎日たくさんのドラマがあります。履歴書を初めて書けたとき、面接で笑顔が見えたとき、そして「働けました」と報告をもらったとき
それらの一つひとつが、支援者にとっても深い“喜び”とやりがいとなります。
ここでは、就労支援事業におけるさまざまな喜びを、現場目線でご紹介します。
利用者の中には、長年引きこもっていた方、障害によって働くことをあきらめていた方も少なくありません。
そんな方が、初めて作業に参加し、初めて「自分の力で誰かの役に立った」と実感する。
そのときの「うれしい」という笑顔――それは、支援者にとっても胸を打つ瞬間です。
“人の成長を目の前で見られる”という仕事は、他にそう多くありません。
就労支援では、「いきなり正社員」は目標ではありません。
むしろ、「朝10時に来る」「3日連続で作業を続ける」など、小さな達成の積み重ねが大切です。
その小さな「できた!」を一緒に喜ぶことで、利用者は自己肯定感を少しずつ回復します。
支援者自身も、「一緒に歩んでいる」という実感が喜びとなるのです。
ある利用者が「ありがとう、息子が笑顔で帰ってきました」と保護者から言われたとき、
その支援者は涙をこらえながらこう思ったそうです
「就労支援って、本人だけじゃなく家族や地域も元気にできるんだ」と。
「働く」は、単にお金を得る手段ではなく、“つながりを取り戻す”手段でもあるのです。
企業と連携し、利用者が職場に溶け込んでいく姿を見ると、
「この人がいることで会社が少し明るくなった」
「支援の仕組みが社会の一部になっている」と感じられます。
支援者自身が、「社会を支える一員」としての誇りを持てる
これこそが、就労支援事業が長く続く理由かもしれません。
就労支援の仕事は、日々の苦労もあります。
でもその先にあるのは、「人の可能性を信じて支える」ことで得られる、かけがえのない喜びです。
誰かの「働きたい」という願いに寄り添い、「働けた」という希望に変えていく。
それは、誰かの人生を少しずつ、でも確実に変えていく尊い仕事です。
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~必要な支援を受けるために~
就労支援事業は、ただ「職を紹介する」だけの取り組みではありません。利用者一人ひとりの状況や背景に応じて、“働くまでの道のり”と“働き続ける力”を支える総合的な支援が求められます。ここでは、支援に必要な本質的な要素を体系的に解説します。
支援対象者の多くは、過去の失敗や孤独な経験を抱えており、「人を信じること」に慎重になっている
表面的な面談や就労訓練だけでは本質的な変化に結びつかない
毎朝の声かけや日誌の共有を通じた“心の見守り”
成功体験の積み重ねで「できた!」の自信を育てる
担当職員の継続性と温かさが“安心できる場”を生む
一律の勤務形態や評価制度では、多様な事情を抱える利用者に合わない
スモールステップを用意することで、負担を減らし継続を可能にする
「週1回2時間勤務からスタート」「昼食づくりだけを担当」など段階的な就労
作業内容の選択肢を複数用意(軽作業、事務補助、屋外作業など)
遅刻や中断があっても「責めない」雰囲気
生活の不安(住まい・金銭・健康)があると、仕事への集中が難しくなる
就労支援と生活支援を分断すると「働けても暮らせない」状況が続く
自治体・社協・保健師・医療機関との連携体制を整える
「食事支援」や「通院同行」など非就労領域のサポートも視野に
生活保護や住宅確保給付金などの制度活用支援
就職できても、最初の3ヶ月〜半年で辞めてしまうケースが多い
小さなストレスが積み重なる前に介入することが重要
就職後の定期面談(月1回〜2回)とメール・電話フォロー
企業との連携(職場定着支援員の配置や相談窓口の設置)
利用者が困った時に「戻れる居場所」を確保
支援者自身が「支援の対象」を深く理解し、柔軟に対応する力が不可欠
一人のスタッフがすべてを抱えるのではなく、多職種連携が成果を高める
キャリアコンサルタント、精神保健福祉士、社会福祉士などの資格者配置
定期的な事例検討会やメンタルサポート体制
チーム内で「困りごとの共有」と「支援方針の統一」を行う
就労支援に必要なのは、「すぐに働かせる力」ではなく「一緒に歩む力」です。目の前の利用者が、心から「働きたい」と思えるまで、寄り添い、支え、導くことが私たちの役割です。
制度やマニュアルに頼るだけでは届かない“人の可能性”を信じる支援こそ、社会をより豊かにする第一歩です。
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一般社団法人まつり、更新担当の中西です。
さて今回は
「就労支援」と聞くと、多くの人は職業紹介や職業訓練を思い浮かべます。しかし、長期無業者やひきこもり、高齢・障害などによって社会との接点が失われている人々にとっては、いきなり働くことは高すぎるハードルです。
そこで近年注目されているのが、「社会参画支援」というアプローチです。これは、就労の前段階である「社会との接点をつくる」支援であり、孤立や不安からの回復、自己肯定感の再構築を目的としています。
社会参画支援とは、以下のような活動を通じて、就労困難者の社会的つながりを再構築する支援です
コミュニティ活動(地域イベント、農業ボランティア等)
グループワーク(自己表現、話し合い、ゲーム)
居場所支援(サロン、カフェ、フリースペース)
学び直し(読み書き、ICT、生活技術など)
アート・スポーツ・表現活動
つまり「働くことの前に、“居場所”と“役割”を取り戻す」ことを目的とした非就労型の支援です。
長期無業状態にある若年層(例:NEET・ひきこもり)
精神疾患の既往歴がある人
障害者(特に発達障害や軽度知的障害)
生活保護受給者や生活困窮者
高齢の再就労希望者
外国人、DV被害者、ひとり親など社会的孤立者
これらの人々は、自己効力感や対人スキルが低下しており、いきなり職場に入ることが困難な場合が多いため、まず「安心して通える場」と「承認される経験」が必要です。
生活困窮者自立支援制度内の「就労準備支援事業」
地域若者サポートステーション(サポステ)
障害福祉サービス(生活訓練、自立訓練、地域活動支援センター)
フリースクール、子ども食堂、若者居場所事業
ソーシャルファーム(社会的企業)
地域通貨、まちづくり活動、ボランティアセンターとの連携
これらは「労働市場」ではなく「地域社会」を舞台に、誰もが「役に立てる」「つながれる」体験を積むことが可能な場です。
関係形成を急がない:支援者が“構いすぎ”ず、信頼関係をゆっくり築く
小さな成功体験の積み重ね:ゴミ拾いや植物の水やりなど、シンプルな役割から始める
強制しない・選ばせる:活動の選択肢があり、本人の「やってみたい」に基づく
他者からの承認:感謝や褒め言葉が自己肯定感を育てる鍵
社会参画支援は「ゴール」ではなく、「就労支援へ向かう橋」の役割を持ちます。ここで得た
通所習慣
集団適応スキル
自己表現の機会
社会資源へのアクセス
は、最終的に就労移行支援、職業訓練、実習参加へのきっかけとなります。
就労支援の中で社会参画支援を位置づけることは、「働ける人だけを支援する」制度から、「誰もが少しずつ前に進める」社会へと移行する鍵です。孤立していた人が少しずつ外に出て、自分の言葉で語れるようになる――それこそが、真の自立への第一歩です。
支援者、制度設計者、地域コミュニティそれぞれが役割を果たし、誰も取り残されない支援の仕組みを作ることが、これからの就労支援の未来です。
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